【健脚向き】朝日山 341m(島根県鹿島町) 落葉の時季におすすめ樹林帯コース 2019.12.5
朝日山の自然林がのこる樹林帯は勾配の急登な登山道が続きます。
そして現代的なよく整備された自然観察モデルコースの石階段へ下山
初冬の朝日山を趣きを変えてショートな縦走を紹介しま~す。
コースタイム:3時間コース(お茶会時間は別)
モデルコース駐車場(8:05) ― 駐車場入り口左側の登山口(8:57) ― 成相寺(じょうそうじ)分岐(9:34) ― モデルコース出合(9:45) ― 自然観察モデルコース分岐(9:54) ― 朝日寺(10:07) ― お抹茶の会 ― 朝日寺下山開始(11:00) ― 石階段(11:30) ― 駐車場下山(11:40)
グループ
女性6人+男性4人 60歳~78歳 計10人
装備・持参物
トレッキングシューズか登山靴、ザック、ストック、カッパ・傘、服装(長袖、長ズボン、帽子、ジャケット等)、手袋、飲み水、お抹茶碗、お湯、お菓子、カメラ等
トイレ
駐車場(水洗、トイレットペーパーあり)、朝日寺(水洗ではない、ペーパー用意)
マイカー、バスを利用しての行き方
車の場合は、島根県鹿島町県道37号線の佐陀本郷(さだほんごう)にある「安達石油」スタンドの真向かいにある橋を渡ります。写真では白いトラックが出てきています。
バスの場合は、一畑バスで「恵曇」、「御津」行きです。「武代(たけだい)」で下車、みしまやマーケット横を町内方向です。地元の方に聞くか、スマホのマップ検索で可能です。
しばらく道なりに入ります。道路脇に町名の案内標識があります。注意してみてネ。
こんな標識が道路左側にあります。矢印に沿って行くと自然観察モデルコース(石階段)の駐車場に着きます。
駐車場右方向にトイレがあります。水洗でトイレットペーパー設置。奇麗に管理されています。ここから「朝日寺」まで約2時間はありません。
女性用と男性用と隣り合わせです。
朝日山駐車場(鹿島町側) ~ 成相寺(じょうそうじ)登山道合流地点
今回は石階段の反対側、樹林帯コースを紹介しますネ。日頃は草が茂り登山口が分からいほどです。秋に入り登山道脇の草刈がされてもったないくらい歩きやすくなっていました。感謝です。ありがと(*ゝω・*)
登山口は少し暗い感じがします。里山ならではの雰囲気! 里山はいきない急登の登りになることが多いですよネ。ストックがあれば登りやすいですよ。
登山道は落ち葉でフカフカですが、隠れ石や折れた木などがありますから慎重に!
一カ所、大きな石があり結構な段差があります。登りにくいなら、無理せずに手をついて安全に登りましょう。_(。-人-。) ゴメンネ 足元不安定で写真はピンボケでした。お許しくださ~い。
急登を登り詰めると自然林の樹林帯です。こちらのコースは朝日山を熟知している登山者のみでしょう。他の登山者に合うこともありません。登山道は狭く昔の人がここを利用して参拝していたのでしょうか。しっかりとした道筋なので迷うこともありません。
時々、急登の繰り返しは続きますが、木々の隙間から日が差し明るいです。ゆっくり登りながら、たわいもないおしゃべりはいつものこと!
「木々が落葉しているから、明るくていいがァ~」とおばちゃんたち
その後、おじさんたちは
「〇〇さん(このおじちゃん髪の毛なし) 明るく照らして歩きやすいと~ 」
「今日は帽子 忘れたが~ そげかや~」 出雲弁で~~す。
「そげなこと いってないがネ~」とおばちゃんのお気遣い。(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
登山開始時、こさめでしたので今回ビニール傘を持ってきました。ビニール傘はさしても景色が見える、ストック代わりの支え、木イチゴなどを取る時手で持つところで引っ掛けるなどいろいろの使い方ができます。ただし、ビニール傘ということを忘れないでください
登山道右側が少し開けた場所があります。ここは6月ごろ木イチゴがたくさん取れるとこと、グループの女性はジャムを作ってましたよ。今は甘酸っぱい野イチゴです。
眼下には、「古浦(こうら)」の港町と日本海です。海は少し荒れているので湾にうちよせる波の音がここまで聞こえています。
さらにつづく急登の登り、ヨイショ! シニアには良い運動ですネ。オチュ~(ノ*´з`*)ノ~♪ これぞ登山、がんばれー!! キツイ!里山の自然登山道の方が好きなグループです。しかし、草が茂り、「マムシ君」に出合う時期はやめましょう!
緩やかな登りの登山道にも倒木があります。足元注意ですね。なんと!5月ごろに咲く「オレンジ色のさつき」が開花していました。温暖化? ちょっと(*_*;
このコースで第一番目のお地蔵様。長い間雨にうたれお顔は表情をお伺うことはできません。きっと他のお地蔵様と一緒! お優しいお顔でしょう!
コナラやウラジロガシなどの淡い黄色の紅葉が癒やしてくれます。
成相寺(じょうそうじ)から登ってくる登山道の合流地点です。左脇にみながら登るとその先にお地蔵様
このコースで第二番目のお地蔵様。「朝日寺の参拝を無事に」と祈願してくださっています。
自然観察モデルコース(石階段側)との合流地点
しばらく登り詰めると成相寺(じょうそうじ)と自然観察モデルコース(石階段)の合流地点に出ます。
朝日寺まで0.4Km、古浦方面駐車場へ1.0Kmの分岐です。左側が自然観察モデルコース、右側が樹林帯コースで下山方向に見た登山道です。
途中で見つけた「ヒメナシ」別名:イシナシ、アイナシといいます。これも果実酒になります。
朝日山の東と西につながる木橋の下をくぐりぬけるとその先が「朝日寺」
モミジやイチョウ、サザンカの華やかな朝日寺境内は霊地の静寂の中の寺院
パット目にいっぱい黄色く輝くモミジの木々。 奥にひっそりたたずむ朝日寺。
一週間前の朝日寺の紅葉、モミジとイチョウともみの木の鮮やかな境内です。
長江駅から田園風景の中、約4Kmで参道です。7~8台は駐車できる無料の駐車場があり、そこから登山が始まります。正面の六地蔵横の石階段を上ると朝日寺です。和尚様のお話では、紅葉の時季は5本のイチョウとモミジと雑木林の緑で奇麗だそうです。参道もイチョウとモミジと竹の淡い緑のコントラストが美しいですよ。
シニアの楽しみは、おしゃべり、お菓子、お抹茶のホットな時間
グループの女性たちがたててくれるお抹茶とお菓子をいただきながら、和尚様も一緒にお茶会を楽しみます。私達が登ってくることをいつも待っていてくれます。たしか80歳か81歳。やさしい笑顔がステキですよ。
朝日寺には休憩する場所があります。炊事場、お茶やコーヒーがいただけるように電気ポットも用意されています。感謝の気持ちとして一人100円を納めています。
里山のハイキングはこういう楽しみ方があるのです。島根県松江市は” 大名茶人" 「松江松平藩7代藩主「松平治郷(まつだいらはるもと)」で有名です。隠居後「不昧公」として多くの人に親しまれ現代でも多くの市民がお抹茶を楽しむ町です。
りゅうは銀なんをねらい必死で~~す。( ´艸`) 境内には大きな銀なんがゴロゴロ落ちています。男性たちは持ち帰り、酒の<゜)))彡でしょう! これも朝日山山行の楽しみ( ´艸`)
朝日山の特徴は眺望を楽しめる、パノラマ展望台は東と西の峯
東の峯も木々が伐採されて宍道湖から日本海のパノラマ眺望台です。宍道湖にそそぐ光のカーテン(о´∀`о)ノ ニタリ♪ 何度訪れても同じ景色はなく、この楽しみがあるから登ってくる登山者はおおいです。
自然観察モデルコースは丸木階段と石階段の下り、注意して慎重に!
下山は自然観察モデルコースの丸木階段、段差のキツイ下りは注意!!慎重にネ。
ヤブつばきとモミジの石階段。結構、勾配があります。こけないように一歩一歩。一段、一段 約536~538段の下山です。何度、数えても途中の平やとこで数があやふやです。( ´艸`)
朝日山は自然林があり県立自然公園に指定されています。日本海から宍道湖全容と松江市街、天候が良い時には隠岐の島や大山(鳥取)、三瓶山(島根)までのパノラマ眺望台が東と西で楽しめます。
樹林帯のコースは秋、紅葉の時期や木イチゴの時期がおすすめですよ。登山口が草で生い茂っている時はやめましょう! マムシ注意です。単独よりお友達やグループ山行が楽しく登山できます。
朝日寺情報
金宝山朝日寺境内情報
朝日寺の年中大行事
- 毎年5月1日~21日間 秘仏本尊(十一面観世音菩薩)を開扉
- 毎月17日には大般若祈願法要