岩伏山(456m)は島根県奥出雲町 いにしえのおろち伝説と岩船の由緒 登山時期は4月~7月 2020.2.16
いにしえの「おろち伝説」ゆかりの山、岩伏山(岩布施山):いわふせやま伝説は
雲陽誌に「素戔嗚尊(スサノオノミコト)が大蛇(おろち)を斬りたる所なり」古老伝曰くとある。山頂にミコトが簸の川のほとりに着いた時に乗っていた岩船(埴土船)の由緒
「雲陽誌」は(島根大学附属図書館のホームページから、貴重資料をデジタルアーカイブで確認)
4月から7月頃、タムシバやナツハゼ、タンナサワフタギなどが登山道で楽しめる
里山ならではの急登だが、ゆっくり2時間もあれば山頂の岩船の小さな岩稜
巨岩は長さ4m、幅1.6m、高さ1・7m 須佐之男命が乗って来られた「埴土船(はにふね)」がなまり「岩」となった。
※埴土(しょくど)とよみ、粘土分50%以上の土壌で粘着力が強く排水が悪い土のこと
◆岩伏山の位置
島根県雲南市木次町と仁多郡奥出雲町の県境、さくらおろち湖(尾原ダム)の北
◆交通アクセス=車 (松江市から約1時間)
島根県松江市内~県道24号線(松江木次線)~大東町交差点~県道25号線(玉湯吾妻山線)~トイレ休憩は「道の駅 おろちの里」(国道314号線沿)~県道25号線の登山口
◆メンバー:60歳~78歳 男女計11人
◆コースタイム:2~3時間
登山口(9:16) ~ 金屋子神(かなやごしん)建立地(9:26) ~ みはらし場(9:46) ~ 第2番目登山道標識(9:57) ~ 金屋子みちと堂の奥のみちと山頂の分岐(9:55) ~ 木山神社跡(10:00) ~杜のひろ場(10:00) ~ 岩伏山山頂(10:10) ~ 杜のひろ場コーヒータイム(10:19) ~ 登山道とトレーランコース分岐(10:34) ~ 炭焼き小屋(11:00) ~ たきだに橋(11:40) ~ 県道25号線至る ~ 東に徒歩30分で 登山口
注意:トレーランコースと登山道下山への分岐で間違いやすいので注意。
赤い線を登り、青い線を下山するコースで、線の分かれるところで間違いやすい。トレーランコースの小さな案内版が一緒にあり、トレーランの方向に進むと岩伏山の樹林帯を回り込むように林道の方へ下山するようになります。悪天候後は床るみが多いです。
黄色いトレーランコースの方向より、右方向が下山する登山道で~~す。
岩伏山(いわふせやま)登山道には要所要所に案内板があります
登りの登山道には道案内版があるので迷うことはありません。生殖する木々の名前と開花時期などが樹木につけてあり、4月から7月ごろが楽しめる時期のようです。
駐車場には2~3台くらいのスペースです。少しだけ離れた場所に1~2台はおける山側に道路もありますよ。注意事項:ハチ、マムシ、熊などに要注意の看板がありま~す!!
登山口から10分も登れば眼下には、尾原ダム=おろち湖です
分かりにくい要所要所には案内版が設置してあるために迷うことはないでしょう。
金屋子さんは金山姫命を祭神、鉄の守護神、また火の神様として広まった
登山道途中にある金屋子神跡は尾原ダム建設により住居の移転を機に当地に建立されたものです。
登山道は落葉の道 フカフカですが里山なので急登なところが多い。 (´Д`;)/ヽァ
登山道添いに生殖する樹木には氏名と開花の時期を知らせる案内もあります。
その他の樹木
- アベマキ:4月~5月
- ダンコウバイ:3月~4月
- ザイフリボク:4月~5月
- タンナサワフタギ:6月
- イソノキ:6月~7月
- ナツハゼ:5月~6月 などなど
登山道脇でイノシシくんは泥パック、全身パックでしょうネ キレイになったかな?(∩.∩)にんまり
急登を登り、山をトラバースして頂上の下、杜のひろ場の石碑
なわくりごんげんは、春と秋の旧暦4月24日と9月24日の例祭日にお神酒と鏡餅を御祭神へお供えすることを習わしとされていたが、尾原ダム建設で氏子が他所へ移住し参拝する人がほとんどいなくなった。
木山神社跡が休憩するひろ場になっています。木のベンチ2~3客あります。
数分も登れば岩船の展望台です。
岩伏山で一番注意すべき場所!登り下りに十分注意しましょう。大昔は女人禁制の山だったそうです。そして、岩伏山は霊山でした。
山頂は狭く一度に多くの人が往来することは難し所もあります。足場に注意して行動した方がいいで~す。滑落に注意です。
山頂からは中国地方(鯛の巣山、大万木山、要害山、遠くに宍道湖)の山々が眺望できます。ほぼ360度の展望
日本書記によれば、「須佐之男命」が、子どもの「五十猛神(イソ タケルノミコト)」をつれて高天が原より新羅の国(古代の朝鮮半島南東部)に降りられ、埴土で船をつくり、この船に乗り、出雲の国の簸の川のほとりに着かれたそうです。
危険なところを無事下山してみんなでホット ♪(゚▽^*)ノ⌒☆
杜のひろ場でコーヒーとお菓子で小休憩です。テルモスのお湯を沸かし、ドリップコーヒーは冷えた体をホットにさせますネ。
下山はトレーランコースの方へ回り込むと長い林道あるき
登山道標識通りに下山することをおすすめします。黄色標識のトレーランコースは樹林帯あるきです。
登って来た登山道を過ぎ、まっすぐ行く方と右方向に降りる分岐からこの標識が出て来ます。今回、このコースの方向へ進みました。
樹々にはピンクのテープがあり、要所要所にトレーランコースの小さな標識が足元で確認できます。但し、下山に時間がかかります。山歩きは十分にできますが。( ´艸`)
夜になればこの山域はイノシシの運動会のようです。(≧∇≦)キャー♪
大勢でワイワイおじゃべりしながらの山歩きなのでイノシシの怖さも少ないです。
この時期はこのコースもササや草木でおおわれていますが、4月に開催されるトレーランの時は整備されると思います。
林道を約1時間程度下れば、舗装道路にかわりその先に炭焼き小屋があります。
この先、県道25号線につながっています。炭焼き小屋までは車で入る事が可能。
舗装道路をドンドン歩き、やっと見えてきた「おろち湖」道のりはながっかた!
県道25号線を東方向に数十分歩けば、朝、車をおいた登山口でした。
本当にお疲れさまでした。 オカエリ♪(ノ´∀`*)ノ
おひるのバイキング おすすめ「 道の駅 おろしの里」
地元で栽培された新鮮な野菜の田舎めし
田舎料理バイキング 1500円(税込み) ちょっと高め!
※ 70歳以上は なんと1300円 ※
時間:11:00~15:00
定休日:水曜日
おろち伝説を訪ねて登った岩伏山の山頂には岩船
のんびり山歩きをして山頂最後に伝説の岩船の鎖場でちょっぴり緊張感
4月にはトレーランがあり、岩伏山も樹々が開花する季節になりにぎわうことでしょう。危険な場所は山頂の鎖場のみです。ちょっと注意することは下山する登山道の標識を見てくださいネ。そして、お友達やご家族、グループ登山をおすすめです。
雲陽誌に「素戔嗚尊(スサノオノミコト)が大蛇(おろち)を斬りたる所なり」古老伝曰くとある雲陽誌は島根大学附属図書館の貴重資料アーカイブスでみることができます。