シニア女子の悠々登山blog

シニア女子によるシニア女子のための登山ブログ

三カ上(さんがじょう):1,062m ちっちゃな屋久島の宮之浦岳を思わせる優美な山 岡山県上斎原

登山道は道幅が広く、よく整備されて優雅な山を象徴しているよう
山頂には岩山の雰囲気をもちおもしろい山です
1500年前から山頂で鎮座されている2体の石仏
役行者(えんのぎょうじゃ)座像と不動明王(ふどうみょうおう)立像

 

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残念(´;ω;`)ウゥゥ 青空は望めなかった

役行者座像は天正元年1573年、不動明王立像は天正4年1576年に造立。
安土桃山時代山岳信仰の対象とされ、多くの登山者が訪れる山です。

 

◆プライベート山行

メンバー:60代~70代の4人(男性2・女性2)


◆山域の所在

岡山県苫田郡鏡野町上齋原、中国自動車道院庄ICから約40分、国道179号線(おくつ―かみさいばらバイパス)の上齋原郵便局付近に三カ上」の赤い字で書かれた小さい案内版が立っている。これにしたがい村の道路を山側奥に進み林道のさらに奥に登山口の標識があります。トイレは国道沿いの道の駅のみです。

 

◆コースタイム:3~4時間

登山口(9:33) ― カツラの木水場(9:58) ― 三カ上頂上(10:59) ― 南の峯(11:19)― 三カ上頂上(11:32)・昼食 ― 登って来た道を下山 ― 登山口(13:00)

 

数回目の三カ上、今回は取材もかね2体の石仏にお会いにスタート!

 

駐車場をみて登山者は少ないと思ったが、後から単独者、ご夫婦、子供連れと数人の方が登って来られた。

 

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登山入口にある標識

 

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林道奥の登山口標識前

上齋原村から林道を登り詰め登山口前の道路に車を駐車。林道奥に向かい左側に沢がありその沢に小さな橋が架かっています。軽トラとか軽自動車ならこの上の駐車場まで行けます。車が大きく入口に駐車して登山開始です。

 

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橋を渡り、少し登ったところ

多分、ここまでは車で来れるでしょう。以前、牧草地だったように思われ車の通った跡はありますが、樹林帯は雰囲気がありキレイな森です。歩きましょう!

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三カ上の案内版

本当に毎回登山してもよく整備されていてキレイな山だと感じていますネ。

 

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登山道は粘土質 滑りに注意かな?

登りに連れ数日前の雨で、登山道の粘土質がむき出しになっていました。下山時に滑らないように注意かな?

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結構な降雨量だったようです。

天候がよく、季節が変われば本当に歩きやすい登山道でしょう。

 

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雨のせいで水が流れたでしょう

山では天候が悪くなれば、登山道が川のようなる事はよくあることです。そんな時でもちゃんとした登山靴ならほとんど問題はなく安心してあるけます。

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大きなカツラの木が目印

大きなカツラの木がありました。 山での水は大切ですが動物も生活しています。飲み水は水道水か購入したものを持参することをおススメします。

 

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この近辺は水が豊富なのでしょう

これも前日の天候のせいでしょう。石に滑らないように少し注意して歩けば問題はありません。

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カズラから解放され ホット( ´艸`)

大きなカズラから解放され良かった! 樹林帯では締め殺しの樹といってカズラがしっかり巻き付きそれでも大きく成長している樹を多くみます。ここでは根源から伐ってあり整備されています。

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これもキノコの一種だそうです

キノコ??  そんなふうには見えません。 でもキノコの一種だそうです。

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これが本来の登山道

三カ上の登山道はこんな感じが本来です。ルンルンでしょ。

 

柵を超えてここから急登を登ります。登山開始って気分

 

はっきりはしてませんが、鏡野町上斎原はいまでも夏季は牧草地に利用されているようです。

柵までグッと下降し、その先から急登が始まります。

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この先の柵までが放牧地

大きく下り、そこから急登です。そして少しだけ厳しいロープ設置の場所がありますが、足場はしっかりしています。

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注意して登れば大丈夫です。

岩や樹、根っこをしっかり利用してゆっくり登れば OK! d(ゝc_,・*)ок♪

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登り切る最後

こんな感じですから、根っこ利用してしっかり足をおいて登り切りましょう。

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この樹なんの樹?

大きな樹との出合い。樹齢何年でしょう こんにちは~(*´∀`)ノ ヨロシクッ☆゙

 

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ショウジョウバカマ

ようやくみつけた山野草。 ありがとう ☆⌒Y⌒嬉シイ((●´∀`ノ)ノЧ◎⌒Y⌒☆

 

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この花は? です。

そうこうしているうちに見上げれば、その先にピークで~~す。

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三カ上の頂上で~~す。

青空には恵まれませんでしたが、頂上に着きました。これから回り込み南の峯に向かい

再度、頂上に引き返しお弁当にすることにしました。 

 

三カ上頂上の石仏は1500年前からここに

 ながい間の風雪に耐えてお顔を拝見することは難しいです。

 

 

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役行者

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頂上を回り込むように

不動明王様にご挨拶して前を通り、三カ上の唯一おもしろい岩山を注意して下降します。下の笹原には数日前に降った雪が残ってました。

 

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ちょっぴり残雪がのこる笹原

南に二つのピークがありますが頂上に引き返すので荷物は不動明王様にお預けしました。途中の登山道はぬかるみ、少々、歩きずらい感じでした。

 

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一つ目のピークは三角点のみ

さあ~ 引き返して美味しいお弁当の時間です。そして温かいインスタントみそ汁とコーヒーで元気をつけ、三カ上にお別れして来た道を下山です。

 

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ガスの晴れ間から眼下に上齋原村

やっとガスが晴れ、頂上から眼下に上齋原村が見えました。(*≧∀≦)ノ☆・゚:*

 

大昔から役行者様と不動明王様に守られている山里は穏やかで平和な感じ!

下山後、道の駅にトイレ休憩をしましたが人々の表情が穏やかに見えます。

 

三カ上の岩山を楽し、豊かな自然を全身で感じリフレッシュしました。

グループでも単独でも危険なところは少なく、優雅な気持ちで山歩きできますョ

 

また、よろしくねぇヽ(〃´∀`〃)ノ

 

◆近辺情報◆

道の駅:『道の駅奥津温泉』

温泉:『クアガーデンこのか』

   『国民宿舎 いつき』