タマゴタケの見分け方と食べるまでの処理・冷凍保存まで
9月から11月まではキノコ狩りシーズン。
山歩きと一緒に美味しい食材を採取できるので楽しみも倍増ですね。
でもキノコの事を知らない方は、キノコを熟知している人と一緒にいきましょう!
実際に食べれるキノコを見極めることは非常に難しいからです。
里山を散策中に偶然にもみつけた『タマゴタケ』
天然キノコの女王『タマゴタケ』は傘に広がる赤がとても奇麗。
こんな風に群生しているのは超~ 珍しい!! (*_*;
「もしかして~ タマゴタケ?」
さっそく1本 そっと取ってみて「間違いない!! 」
タマゴのカラを割って生えてきたキノコのようでしょ。これが特徴!
数十年キノコ狩りをしていて、これが2回目、なかなか出会えないキノコでした!!
見つけた時はちょっとワクワク ⸜(๑’ᵕ’๑)⸝
【注意!】似ているキノコは「タマゴタケモドキ(猛毒)」や「ベニテングタケ(有毒)」
有毒の「ベニテングタケ」はよく似ています。違う点は傘に白い粒々があるかないか
ベニテングタケを食せばイボテン酸やムスカリンなどで、興奮・嘔吐など中毒症状が
おきます。
タマゴタケモドキは非常に猛毒。傘の色は黄色いので覚えやすかな?中毒死亡するくらいです。怖い
タマゴタケってどんなキノコ?
1本で生えていることが多いです。『傘』は燈赤色(とうせきしょく)で周縁に条線があり、大きさは6~18cm。『くき』は黄色の地に橙色(オレンジ色)の段々模様。傘の下に燈黄色の『つば』と白色の『つぼ(タマゴ)』があります。
タマゴタケは最初、このつぼの中にいて幼菌時はまるで白い卵のような姿。( ॑˘ ॑
タマゴタケの発生場所は? 季節は?
広葉樹林やマツなどの混生林の道路や登山道脇、取るには簡単でもなかなか出会えないキノコなのです。(´;ω;`)ウゥゥ。 夏から秋にかけて発生しますよ。こんかいは9月の里山を散策中、舗装道路脇で運良く発見できたのです!!
キノコの持ち帰りは袋の中にシダを敷いておくと良いよ
取ったキノコは籠やマーケットの袋に入れて持ち帰りますが、その時シダを中に敷いてあげるといいですよ、キノコは生き物だそうです。これも熟練者のアドバイス。
そして、以下の事に注意するといいですよ
- キノコの種類別に袋を分ける、なぜなら胞子を出しているから
- キノコの傘など壊れやすいので袋の中に奇麗なシダを敷き優しく入れる
- キノコのゴミや土なども奇麗に取る。なぜなら後処理が楽!
タマゴタケの冷凍保存するための下処理は私流
下の画像のように奇麗に持ち帰ると処理が楽にできますョ!
手順は下の4つ。
- 傘の裏のムシなどを取るために水道水に20分くらいつけておく
- 水切りかごに取り出しサッと流し水で洗い、水を切っておく
- 少し多めの水量で茹でる。茹で汁にも小さいゴミがでるため上澄を使用
- 沸騰したら火を止める。保存用の下処理なのでサッと火を通す。
グラグラさせないのがポイントです。
そっとタマゴタケの傘と茎を取り出し、茹で汁は冷めるまで置いておきます。
湯で汁の中にはゴミなどがあるのでペーパーフィルターでこしておくと良いですよ。
安心して保存が出来て、そして美味しくいただけます。
タマゴタケがさめてから料理に使うサイズに切っておくと便利かな
冷凍保存しておくにはジップロックで出来るだけ空気を抜く
タマゴダケは使う量にわけて、ペーパーフィルターでこした茹で汁と一緒にして冷凍します。料理する時は茹で汁も一緒に使用しましょう。こくと旨味がありますからね
発のタマゴタケを味合うのはシンプルなお吸い物
今回、食感と旨味をシンプルに味わってみようとお吸い物に。あおみに春にゲットした『ウコギ』も冷凍保存していたので添えてみました。どうでしょう?
茹で汁とお酒、だしは『ヒガシマルのうどんスープ』の粉末を少々つかいました。
一人分で急ぎのときなど小袋サイズで味加減もしやすく、手軽にお湯に溶けます。
けっこう便利!( ´艸`) また、いろいろな料理にも使えて重宝してますわ
タマゴタケを使ってできる料理
タマゴタケの茹で汁は黄金色、とても旨味のある汁ですから汁物・スープに合いそう!その他、煮物、焼き、炒め物、鍋物、ポタージュなど様々な料理が楽しめます。
図鑑では、タマゴ型の幼菌の方が美味しいと記載がありましたが、傘や茎の方が
シャキシャキと食感があり私は好きですね。幼菌にはチョット抵抗あり。
タマゴタケのお吸い物に使用した『ウコギ』も冷凍保存物
春の山菜ウコギも里山でゲット!軽く水洗いして、キッチンペーパーで優しく丁寧に水分をふき取ります。小分けしたウコギはサランラップの上でに平に並べて包みます。それをジブロックに入れてなるべく中の空気を抜き冷凍保存して使ってます。使うとき軽く手のひらでパンパンとたたくとチョッピリ香りが出てきます。
キノコ狩りのポイントまとめ
- シニアのキノコ狩りで滑落・遭難事故が多発しています。山中を歩き回るからでしょうか?
- 自然を大切にしたい。キノコ採りで山を踏み荒らさないように努めましょう。
- 初心者はキノコ狩りの熟練者と行動を共にすること。毒キノコや猛毒キノコがあるからネ
- まずは食して美味しいキノコ1~3種類くらい覚えよう。良く分からないキノコは採らない!
- 採ったキノコは新鮮な時に処理して、多い時は冷凍保存で数か月は楽しめますョ。