鳥取県大山の川床~大休峠コース(歴史ある古道の石畳)2019・6
川床から大休峠は四季折々にハイクを楽しめる3~4時間(往路)の約4Kmコース
シニアはゆっくり目のコースタイム:約4~6時間でしょうか?
季節を通して樹林帯を散策しながら花を愛で多くの野鳥の囀りを楽しめる中国自然歩道
大きなアップダウンはなく危険な箇所もありません。冬季や悪天候以外は多くの人達が
登山を楽しみます。単独登山者も多いですよ。小雨程度ならビニール傘で森の緑を求め
て登山したり、峠の避難小屋が近くなると歴史ある古道と石畳が現れ、趣き深い登山道
で~~す。
今回の概要
コースタイム:川床登山口(8:50)~岩伏別れ(9:42)~
県民の森別れ(10:00)~大休峠避難小屋(10:30)
~小屋(10:50)~ 川床登山口(12:00)
難易度:初級コース
メンバー:シニア(60~70代)男性5人、女性6人の計11人
交通手段:マイカー(車)をお薦め、大山寺~川床登山口はありません。
川床登山口は大山寺から県道大山赤崎線を約3.6Km行ったところです。
その他の手段は、大山寺バス停から徒歩かレンタル電動自転車
(距離もあり急登あるのでシニアには結構大変ですよ)
装 備:ザック+ザックカバー、登山靴、カッパ、スパッツ、傘、ストック
帽子、ヘッドランプ、ガス、コッヘル、地図、医薬品、着替え、
タオル、行動食+昼食、飲み水
水 場:ありません。大山寺で購入しておきましょう。
トイレ:大山観光案内所 利用は無料
詳しい情報はここ
その他:大休峠避難小屋内(無人)無料・管理はなし。水洗ではありません。
大山登山する前に『登山届』の提出先
・大山寺駐在所(電話番号:0859-52-2200)
・大山観光案内所、他の登山コースにもそれぞれ提出先が設けてあります。
大山古道は大昔の人たちが牛や馬と共に歩いた道
大山古道は、鳥取県倉吉市関金町から大山寺と東伯郡赤崎町から大山寺が川床で合流して、一本の川床道となり大山寺の大山博労座へ通じています。現在の博労座駐車場は昭和9年ごろまで、牛馬市で賑わい西日本最大級とはヾ(lll´・ェ・)ノ。そして、日本三大牛馬市の一つ、その他、福島の『白河馬市』、広島の『久井牛市』があるようです。
登山する山や道などのルーツを前もってリサーチして歩くと一味違う楽しみや見方ができると思いませんか? 大山の歴史は 『大山自然歴史館』行ってみてネ
大山川床登山口~登山開始! 幻想的なガスの森は様変わりしていた
大山自然歴史館前の舗装道路をスキー場方向へ、一本道を車で約5~10分程度走行すると川床登山口駐車場にとうゃこ。
車を止めた前の舗装道路を案内板がある方へ横切り、下に流れる阿弥陀川へ下降して行きます。登山道は歩きやすいですが、雨の日など滑らないようにしてネ
早速、女性達の「わあ~ 奇麗な青ネ」 と賑やかな山歩きがスタート!
以前は、もっと下に木橋がかかり石段を少し上がって正式に登山口に入る感じ
『ええ~ 立派な橋(*_*) 』としばし足を止めて眺めちゃいました。
ごめんなさーい。(m´・ω・`)m ゴメンネェ 歩きながらパシャリで画像が良くないっす!
ここで今回のメンバー紹介。60代~70代のシニア真っ只中。山歩きが好きな十数人の集まりです。家族こと、ご近所付き合いのこと、シニアが抱える足腰問題のことナドナド
自然の中でおしゃべりしながらの登山が女性のストレス解消 (´v`)ニィ
男性も結構会話に入り、( ´艸`)声いっぱい。
しばらく登りが続き、急に森が明るくなり登山道脇には伐採された樹木
以前はブナやナラの大きな樹がうっそうとしていた所です。
そのためか森が昔より明るく感じられ、そして雰囲気が大きく変わっていた。
大きなナラの切り株にもしっかりと薬が入るためが切れ目入れてあります。
最近、大山ではあちこちで樹木にプラスチックの容器が巻き付けてあるのを見かけます。その様子が私には痛々しく感じて見えます。(T-T*)ウウウ
気になる大山の自然
大山は1936年2月に国立公園に指定され、近年まで大きく育ったナラやブナなどが、豊かな自然の森と美しい景観を作って来ました。しかし、ここ数年はその大きな古い樹を『カシノナガキクイムシ』がナラ菌を樹の中に注入し、そのせいで根から水分を運べなくなりナラ枯れ病が蔓延したようです。自然歴史館から紹介していただき、根雨の森林管理署の方から聞いたお話では、自然の美しさを損なわないように風景を整備するため国から許可を受け『修景伐採』を行っているとの回答を受けました。
100年、200年先もこの美しい大山の景観を守って下さいネ。よろしくお願いしまーす♪d(*・ω・*)b
指導標が新しく整備され分かりやすく歩きやすい大休峠~川床コース
大山(鳥取)は近年、多くの海外登山者が訪れるようになました。指導標も新しくなってます。このコースは四季を通して多くの登山者が訪れます。秋にはキノコ狩りをするコースでもあり地元の方はザックではなくカゴを背負って(`ω´)ニヤニヤ
大休峠までは、大山の北側を回り込みような感じで、途中、小さな沢とアップダウンを数回繰り返します。一か所登山道からそのまま石がゴロゴロする小さな沢に続くような所があります。良く先を見通せば左方向に繋がる登山道がありますよ。また、少しだけ大きな石がゴロゴロしている場所があるくらい。
毎回思いますが『岩伏しとは?』大きな岩も見当たらないし?大昔はあったのでしょうか? 雨の日は床るんでいる道が多いです。登山靴が黒い土で汚れやすいので上手に道を選び滑らないように丁寧に歩けば問題なし。
ここからしばらく林の中の歩きです。アップダウンも小さいので危険な事はありません。
大休峠に近くなるとこんな石畳が続きます。ここも慎重に!「しかし 滑る~!」
大昔、石畳の上を多くの人たちと牛・馬が往来し、どんな思いで、どんな会話をしながら歩いたことでしょう!趣きがあるのですが、雨の日などは結構をツルツル滑りやすい。少々、ヒヤヒヤしながら進むと大休峠の避難小屋が見えてきますよ。
大休峠避難小屋は無人でいつでも利用可能。トイレは小屋の入口にあります。むろん水洗ではなく、匂いを拒絶する方は利用不可かな? 鼻をつまんで( ´艸`)
水場は一向平方向に約3分くらい行った登山道脇。チョロチョロの流れであまりお薦めできません。
小屋の周りは広く、ベンチがありここで昼食を楽しむ登山者は多いです。
紅葉の季節は昼食を取る場所などないほど、、、賑わい
キノコの季節は、収穫したキノコでキノコ汁を作り秋の山を満喫です。
物知りなシニア達の贅沢山行も毎年の恒例 『待ち遠しいネ~』
でもね 絶対に注意ですよ!! 毒キノコもありますからね。(●>Д<)
キノコの事を知らない人は採取を絶対にやめましょう!!
大休峠は、大山三系の縦走コースの分岐。なので、小屋で宿泊する登山者はけっこういますよ。但し、水も食料も登山装備も十分に計画を立てて自分で担げる登山者。頑張る分だけ達成感があるのですが若い時は結構きてた私もシニアの仲間入り( *´艸`)
小話 昔話ネ『博労宿』があったそうな
大昔はネ、この場所に2~3件の茶屋を兼ねた博労宿があったそうな Σ(・□・;)
『そんな雰囲気あるよね~』北側の大山山域の真ん中あたり
『もっと前は大きなブナの木が沢山あったよね』 しばし想いを馳せる
さて、ここから折り返しで川床登山口へ下山。お疲れ~。
大山情報まとめ
2019年6月2日の夏山開き以降に頂上付近の木道。6合目と頂上の避難小屋の全面改修工事が行われるそうです。2019年6月~12月に1期工事で2020年度に2期工事を予定されているようです。
参考は『鳥取大山観光ガイド』
◆ 大山登山道コース
・夏山登山コース(大山代表コース)
・ユートピアコース
(登山道は少々厳しい箇所あり、ユートピア小屋付近はお花畑7~8月)
・元谷散策コース (大山の別の顔、北壁を見にハイキング)
◆ 豪円湯院(別名:神の湯)下山後は温泉!
◆ 登山用品店&『登山用品店・モンベル』 品数豊富なので良く行きます。
◆ 大山参道市場 特産品と焼きたてのパンとコーヒー