シニアでもハイクと小屋泊が手軽に楽しめるコース【中国山脈の吾妻山(1,239M)】 2019.09.15~16
時々、小屋泊したいね~ッと仲間で話しが盛り上がります。
山登りだけでなく小屋で一泊を体験してぷち旅行も味わえる
てごろで、初めてでも安心して小屋泊できるところって意外とないですよね。
今回は登山と小屋泊を手頃に体験したいシニアの方へ
中国山脈の吾妻山を紹介します!
奥出雲町大馬木分岐から広島県側へまわり吾妻山キャンプ場から大膳原避難小屋コース。翌日、吾妻山登頂して “南の原”高原へ下山。
今回の概要
◆コースタイム
9月15日:松江(12:00)~ 島根県仁多郡奥出雲町(県道25号玉湯吾妻
山線南下) ~ 大峠 ~ 吾妻山キャンプ場駐車場(14:24)~
キャンプ場スタート(14:50)~ 吾妻山山頂・大膳原登山口(14:
56)~ 吾妻山・大膳原宿舎分岐(15:50)~ 大膳原避難小屋着
(16:34)小屋泊
9月16日:起床(6:00)~ 小屋発(8:23)~ 吾妻山山頂
(9:45)~ 南の原下山(11:02)~ 吾妻山キャンプ場駐車場
(11:38)~ 松江
◆メンバー:男性(1人)、女性(2人)年齢(60~70代)計3人
◆難易度:初級~中級コース
◆装備:ザック・ザックカバー、登山靴、ストック、カッパ、ヘッドライト
シュラフかシュラフカバー、銀マット・エアーマット、コッヘル、ヤカン、
コップ、ガス、食器類、懐中電灯、帽子、着替え(夜寒さ対策、羽織る物)
サングラス、虫よけスプレー・薬、地図、カメラ
◆食料:飲料水、行動食、夜(今回はお惣菜、チーズ、ビール、お酒)
朝食(パン・インスタント味噌汁・コーヒー)経費(4000円:車代含む)
注意:装備や食料は共同で数量を考え、荷物の軽量化に努める。
◆トイレ
奥出雲町の大峠(奥出雲町大馬木)の分岐
上の標識の裏に下のトイレと前に駐車場 水洗ではありませんが奇麗(無料)
吾妻山キャンプ場駐車場隣接(無料・管理されている)
◆水場
『大膳原避難小屋の炊事場横、生水はダメ、飲料は沸騰させてから』
◆交通手段:マイカー
『玉湯吾妻線県道25号線』
吾妻山休暇村キャンプ場は左方向へ(広島県側)
一日目 吾妻山キャンプ場から大膳原避難小屋へ
アップダウンも少ないこのコース。ゆっくり歩きでおしゃべりしながら約2時間かけて、今宵の宿『大膳原避難小屋』へ向かいました。天候が悪ければ少々、滑りやすい登山道もありますが気を付けて歩けば大丈夫ですよ。
小屋まではトイレがありません。駐車場の上のトイレで済ませてくださいね。
キャンプ場入口を左方向へ(矢印方向)数分歩くと吾妻山・大膳原への登山口
下界は晴れていたのに、パラパラと小雨模様。駐車場で身支度とザックカバー装着して出発!!
登山道はなかなか歩きやすいですぞ!( ̄ー ̄)ニヤリ
しばらく緩やかな登り、小雨でも豊かな自然林が雨除けになりカッパを着る事なく歩けました。
雨も上がり、稜線からは中国山脈がすっきり見えて来ましたね。
真ん中に見える高い山は『福田頭(ふくだがしら)1252.7M=毛無山』
優しい登山道は両脇の草刈がしてあり山全体がよく管理されている。キャンプ場の登山口から一本道なので迷うことはないでしょう!標識も要所要所であり。
途中に吾妻山山頂と避難小屋への分岐があります。標識に注意してヨロティク(=゚ω゚)ノ
大膳原に着くとやっぱりガスの中、ここは昔牧草地でした。
注意して歩くと登山道左方向に横道があり難小屋への近道です。
画像の道を先に行っても小屋への案内標識があり大丈夫!
奥の森の中へ少し下った所に避難小屋が見えて来ますよ。
大膳原避難小屋は無人小屋。いつでも利用可能
そして見えてきた避難小屋。かなりリッパ ヾ(^▽^*)よしよし
静寂なブナの森の宿は趣がありますね〜 ( ̄ー ̄)ニヤ
無料で広いでしょ。照明はありません。夜は真っ暗、ヘッドライトをお忘れなく!
小屋にある椅子をテーブルと椅子に使用して晩餐会 でもヘッドライトで互いの様子は
見えてますよ (* ̄▽ ̄)フフフッ♪
今宵の宿泊者は、私達3人とご夫婦、単独登山者で6人です。テント場では2張り2名の登山者がいましたよ。
窓際に置き去りの懐中電灯と乾電池と蚊取り線香がありました。
一宿の恩義 帰る際ははき掃除くらいを心掛けしましょう!
ここに置いてあるものは利用可能です。使用後は奇麗にしてキチンと返却ネ。
夏季にはイベントもあるようで、その時に使用される道具でしょう。
キャンプファイヤの場所もあり、テント場や炊事場が設けてあります。
炊事場(小屋泊の時は持参したガスや鍋で室内でOKで~~す)
水場は炊事場の横と橋向こう側キャンプ場奥の2か所
伏流水が常時流れ 手を洗うと冷たぁ~~い水
飲み水として使用する時は沸騰させてからネ!!
トイレは小屋の真向かいにあります。もちろん水洗ではありません。
管理はされていません。「当たり前か」ペーパーもご準備なされ。
【注意】照明がないのでヘッドライトを持参しましょう。
キャンプ場内も外灯なし、雨の日や夜など行き帰りに滑らないように注意しましょう!
橋の向こうにテンと場と炊事、その奥に湧き水が出ています。
小話 -夏季、避難小屋で宿泊する寝袋について―
私のシュラフは、数十年前に購入した羽毛(100%)で冬季使用の物。最近はコンパクトでよい製品が出ていますよね。
いま購入しようと考えているのは程々の価格でコンパクトで軽量な
『mont_bellモンベル女性用ダウンハガー800Womens #3ターコイズ』
思い付きで小屋泊、季節は夏季なのでシュラフカバー(モンベル)と、ひざ掛け(ポリエステル100% サイズ:135×95cm 500円)、軽量化とコンパクトにするためです。ポリエステルの温かさとシワにならない、吸水性が低いから手軽にビニール袋に入れてザックに押し込めます。シュラフカバーの中で身体に巻きつけて寝ても温かくグッスリ。『私流』
【吾妻山の由来】
伊那那岐命(イザナギノミコト)の妻(イザナミノ命)が葬られている“比婆山”に向かって山頂から伊那那岐命が「吾が妻よ」と忍んだということから『あずまやま』となったとさ!(o゚c_,゚o)プププ♪
二日目 小屋まで来た道を登り返し、分岐から吾妻山山頂へ
小屋から木階段を上がり大膳原に出ます。天候がよいときは右方向に吾妻山の山頂が
見えていますよ。
避難小屋から大膳原へ少し登り登山道へ出てからはしばらくは緩やかな登り。
登山道脇にはいろいろの山野花が咲き、危険な場所はなく ルンルン
ゆったりと歩くことが出来るでしょう。
久しぶりに見つけた『ツルニンジン』 結構 珍しいかな?
登りきると、吾妻山山頂への分岐 ガスが晴れ大パノラマでありますように!
吾妻山山頂は目の前の登り もうすぐ!(*^∇^*)☆:*
タチコゴメグサの白く小さい花が風に揺れてました。
大きなスダジイの脇道を通り吾妻山山頂へ
吾妻山山頂は360度の大パノラマが 残念 ガス発生 (ノω・、) ウゥ・・・
午後に期待しよう!
山頂から見える山々と町 南に宍道湖、遠くには大山(鳥取)青空なア~れです。
山頂で楽しんだ、島根県横田町のマーケットで見つけた 『まんず~』一個150円
『まんず~? 一個150円高いの~』とおじさん
『法事饅頭だがね~』とおばさんたち *1ヶラヶラ
『マンズ!! イヨフウロも奇麗だがねぇ~』ちょっと出雲弁でした。
吾妻山山頂から南の原高原へ下山
さて、まんず~もお茶もいただき、お花も楽しみました。下山開始!
山頂から南の原への下山は眼下に中国山脈の眺望が待ってま~~す。
下りは木階段と石がゴロゴロしている場所がしばらく続きます。
眼下に見える吾妻山ロッジから登ってくる登山者が多いこと、家族・団体
カップルや小さい子たちも さすがにメインの登山コースです。
少し、下れば優しい登山道にお花がいっぱい。フウロ、ヤマハッカ、ツルリンドウ、ツリガネニンジン、トリカブト、アキノキリンソウなどなど
そして、天然シバの南の原高原です。ここで約1000Mいい感じでしょ。
待っていたのは『松虫草』の紫色の高原とさわやかな風
大池と休暇村の本館 遠くには中国山地の山々
大池にスイレンが咲いているのが見えます。周りはお花いっぱい
踏み荒らさないように注意して散策しましょうネ。(*´┏∀┓`*)ノヨロシクッ☆゙
大池の周りに咲く、アザミやアヤメ、スイレンなど超~ 奇麗!
大池横を通り、左方向へ行くとキャンプ場の駐車場方向へ繋がる登山道
大きな樹の横を進むと小さな小川を発見!
小川を渡り、水源池の標識をまっすぐに舗装道路の方向へ
左方向が駐車場です。一泊二日の山旅 お疲れ様でした。
メジャーな山小屋泊で美味しい食事と奇麗なトイレもいいですが
たまには、シンプルで不便な無人の小屋泊。違った自由さを味わって
みてくださいネ。『山屋』になった気分はありますよ ( ´艸`)
ワンポイント情報
◆中国自然道のその他のコース
◆広島県側から吾妻山へのマップ
・中国自動車道の庄原IC~国道432号線北上~比和方面(約30分)~国道255号線~吾妻山へ約20分
・中国横断自動車道~高野IC~県道39号線~国道432号線~比和方面約20分~国道255号線~吾妻山へ約20分
・宿泊先:休暇村吾妻山ロッジ
電話:0824-85-2331 【 注意:12月~3月は休館のようです。】
*1:´∀`*